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司法書士試験の直前期の過ごし方:基準点を割らない3か月の計画

学習法 読了 約13分

司法書士試験の直前3か月は、総ざらい・実戦・収束の3期に分け、基準点に最も近い部門へ時間を寄せます。模試と年度別過去問の使い方、午後の部の時間配分、当日の持ち物と昼休みの過ごし方まで整理しました。

司法書士試験の直前期は、本試験の3か月前から始まります。この3か月は新しい知識を積み増す時期ではなく、持っている知識を時間内に得点へ変える時期です。3か月を、穴を洗い出す総ざらい期、模試と年度別過去問で時間配分を固める実戦期、新しいことを断って精度を上げる収束期に分けてください。配分の原則は1つで、午前の択一・午後の択一・記述式のうち、基準点に最も近い部門へ時間を寄せます。基準点は1つでも割れば不合格だからです。

この記事は、本試験を3か月後に控えた受験生と、直前期の計画を立て直したい人のためのものです。基準点の仕組みと上乗せ点の考え方、3か月の分け方、上乗せ点をどこで作るか、模試と年度別過去問の使い方、午後の部の時間配分、当日の動き方と体調管理までを順に扱います。

直前期の前提:基準点と上乗せ点

3つの基準点と合格点の関係

部門 内容 満点
午前の部 択一式 35問 憲法3・民法20・刑法3・会社法と商法9 105点
午後の部 択一式 35問 不動産登記法16・商業登記法8・民事訴訟法5・供託法3・民事執行法1・民事保全法1・司法書士法1 105点
午後の部 記述式 2問 不動産登記法1・商業登記法1 140点

出題数は例年の目安です。合格の条件は2つあり、両方を満たす必要があります。3つの部門それぞれで基準点に達すること。そして3部門の合計が合格点に達することです。総得点がどれだけ高くても、1部門でも基準点を下回れば不合格です。3つの基準点をすべて超えても、合計が合格点に届かなければやはり不合格です。

基準点と合格点は事前に決まっておらず、筆記試験の後に法務省が公表します。その年の問題が難しければ下がり、易しければ上がります。基準点の合計と合格点の差が上乗せ点で、どこかの部門で基準点を上回る点を積まなければ合格できません。年度ごとの実際の値と計算方法は基準点と上乗せ点の仕組みで詳しく扱っています。

直前期の目標点の置き方

基準点が年ごとに動く以上、ぎりぎりを狙う設計は1問のミスが致命傷になります。直前期の目標は、基準点に対して余裕を持った水準に置きます。

  • 午前の択一:35問中28問、8割前後を安定圏の目安にする
  • 午後の択一:35問中28問、8割前後を安定圏の目安にする
  • 記述式:大きく崩れず、書ける欄を確実に埋めて部分点を積む

この水準を必ず取らなければ不合格という意味ではありません。本番の難易度の揺れを吸収するための目安です。

弱い部門の底上げが最優先

基準点がある以上、得意な部門をさらに伸ばすより、弱い部門を基準点の上に引き上げるほうが合格に効きます。午前の択一が32問取れて午後の択一が22問の人が、午前を34問に伸ばしても、午後が基準点を割れば不合格です。同じ時間を午後の弱点分野に投じて24問、26問と引き上げるほうが合格に直結します。

直前期に入ったら、まず3部門の現状を数字で把握してください。そして、基準点に最も近い部門、あるいは下回っている部門に学習時間を寄せます。これが直前期の第一原則です。

記述式140点の意味

記述式の配点は令和6年度から各35点が各70点になり、総得点350点の4割を占めます。記述式での失点が総得点に与える影響は以前の2倍です。140点を取りにいくには相応の作成時間が要り、そのぶん午後の択一35問をどれだけ速く処理できるかが問われます。直前期に記述式の演習量を確保することは、以前にも増して重要です。

ただし、記述式は択一の知識が土台にあって初めて伸びます。択一の精度が低いまま記述ばかり演習しても、伸びは限られます。

直前3か月をどう分けるか

3つの期間の全体設計

時期 名称 主な目的
3か月前から2か月前 総ざらい期 全科目を一巡し、穴の所在を特定する
2か月前から1か月前 実戦期 模試と年度別過去問で時間配分と戦術を作る
1か月前から前日 収束期 新しいものを断ち、既知の精度を上げる

総ざらい期:穴リストを作る

この時期の目的は点を上げることではなく、穴の所在を特定することです。テキストを頭から読み直すのではなく、過去問を高速で回して答えられない肢を抽出します。答えられなかった肢と迷った肢を科目ごとに書き出し、「穴リスト」を作ります。この段階では、その場で完璧に潰そうとしなくて構いません。回し方は肢別過去問の回し方で解説しています。

科目 出題数 総ざらいの日数の目安
民法 20問 8〜10日
不動産登記法 択一 16問 7〜9日
会社法・商法 9問 5〜6日
商業登記法 択一 8問 4〜5日
民事訴訟法 5問 3日
供託法 3問 2日
憲法・刑法 各3問 各1〜2日
民事執行法・民事保全法・司法書士法 各1問 合わせて2日

並行して、記述式の演習を週2〜3問のペースで続けます。ここで記述を止めると手が鈍ります。マイナー科目はこの時期に穴が多く見つかりやすい一方、短期間で埋められる科目なので優先して処理してください。仕上げ方はマイナー科目の攻略法にまとめています。

実戦期:本番と同じ条件で点を取る

知識があることと、制限時間内に得点できることは別の能力です。実戦期にやることは3つです。

  1. 模試を2〜4回受ける。少なくとも1回は会場で受ける
  2. 年度別過去問を、本番と同じ時間割で3〜5年度分解く
  3. 午後の部の時間配分の型を固める

演習と復習は1セットにし、同じ日か翌日のうちに復習まで終えます。並行して、総ざらい期の穴リストを毎日30〜60分の枠で潰していきます。条文・判例・先例に戻って確認できた項目に印をつけます。

収束期:新しいものに手を出さない

直前1か月に新しい教材や論点に触れると、既存の知識が揺らぎ、不安が増えます。この時期にやるのは次のことだけです。

  • 穴リストに残った項目を潰し切る
  • 期間・定足数・人数・金額などの数値要件のリストを回す
  • 記述式の答案構成の手順と書き方を確認する
  • 週1回、本番と同じ時間割で時間配分を試す
  • マイナー科目を中心に条文を1日15〜20分読む

新規のインプットを止めると、最初の数日は「まだやっていないことがあるのでは」と焦ります。その焦りに従って新しい教材を開くと、収束期の意味が失われます。

本試験の年に施行された改正を確かめる

収束期に一度だけ、本試験の年までに施行された改正を確認してください。新しい制度は出題の素材になりえますし、古い教材の知識のままだと逆の結論を選びます。不動産登記法では、相続登記の申請義務化が2024年4月1日に、住所等変更登記の申請義務化が2026年4月1日に施行されています。後者の期限や過料の整理は住所等変更登記の義務化で扱っています。

週単位で組み、動かさない日を決める

日単位で計画を立てると、1日崩れただけで全体が破綻します。週単位で「今週やること」を決め、日々の配分は柔軟に動かします。実戦期の1週間の一例です。

曜日 内容 時間
月 民法の分野別過去問と穴リスト潰し 3〜4時間
火 不動産登記法の分野別過去問と記述式1問 3〜4時間
水 会社法・商法とマイナー科目の確認 3〜4時間
木 商業登記法の分野別過去問と記述式1問 3〜4時間
金 穴リストの集中処理と条文 2〜3時間
土 年度別過去問か模試を本番と同じ時間割で 5〜6時間
日 土曜の演習の復習、誤答の分類と穴リストへの追加 4〜5時間

土日の演習と復習のセットは動かさず、平日は削ってよい日にします。働きながらなら、平日を1.5〜2時間に圧縮してでも週末の演習を必ず実施してください。演習量が足りないまま本番を迎えるのが、直前期の最大の失敗です。

記述式の演習量と、時期ごとの目的

直前3か月で、不動産登記法と商業登記法それぞれ15〜20問程度を目安にします。週に各1〜2問です。

時期 記述式演習の主な目的
総ざらい期 論点の抜けを見つける。時間は気にしない
実戦期 制限時間内に書き切る。答案構成の手順を固定する
収束期 型の確認。難問を避け、標準的な問題を確実に

実戦期は必ず時間を計ってください。時間無制限なら書けるが本番の時間では書けない、という受験生は多くいます。復習では、論点を知らなかったのか、事実の読み取りを誤ったのか、書き方を誤ったのか、時間が足りなかったのかを分類します。読み取りのミスと時間切れは、知識を増やしても解決しません。典型的な失点の型は記述式でよくあるミスにまとめています。

上乗せ点をどこで作るか

部門ごとの上乗せの作りやすさ

部門 上乗せの作りやすさ 理由
午前の択一 作りやすい 2時間で35問と時間に比較的余裕があり、知識が素直に点になる
午後の択一 作りにくい 時間制約が厳しく、登記法の難問が混じる
記述式 変動が大きい 配点が大きく伸びしろもあるが、出来が安定しにくい

現実的な設計は次のとおりです。午前の択一で確実に上乗せを作る。午後の択一は基準点を安定して超える水準を確保し、マイナー科目11問を固めて登記法で大崩れしない。記述式は基準点の突破を最優先にし、基礎的な欄での失点をなくす。記述式に上乗せの期待を全部かけると、当日の問題との相性で結果が決まる不安定な受験になります。

民法20問の精度を上げる

午前で上乗せを作る以上、民法20問の精度が決定的です。午前105点のうち60点が民法です。直前期は全範囲をやり直す時間はないので、過去問で誤答した肢を中心に条文へ戻る形で回します。総則・物権・担保物権は過去問の反復で精度が上がりやすい領域です。債権は2020年4月施行の改正後の条文で、債権譲渡・保証・契約不適合責任を確認します。親族・相続は条文知識で処理できる問題が多く、取りこぼしが許されません。民法の学習方針は民法の勉強法も参考にしてください。

上乗せを狙わない科目を決める

憲法3問と刑法3問は、各3問中2問を目標にし、1問は落としてよいと割り切ります。学説の細部に踏み込むのは直前期の時間の使い方として合理的ではありません。不動産登記法・商業登記法の択一に毎年混じる難問も深追いしません。多くの受験生が落とす問題を取りにいくより、大半が取る問題を確実に取るほうが順位は上がります。

模試と年度別過去問の使い方

3種類の演習の役割分担

演習の種類 主な役割 適した時期
分野別過去問 知識の穴を特定して埋める 総ざらい期
年度別過去問 本番の時間割と難易度の配分に慣れる 実戦期
模試 初見の問題への対応と時間配分の検証 実戦期

知識の穴が多い段階で年度別過去問を解いても、点が低いことに落ち込むだけで直す場所が見えません。逆に直前1か月になっても分野別ばかりだと、時間配分の訓練が足りません。何年分を使うかは過去問は何年分やるかを参照してください。

年度別過去問は本番の時間割で通す

  1. 午前の部を9時30分から2時間、休憩を挟んで午後の部を13時から3時間。本番に合わせる
  2. 途中で調べない。分からない問題も必ず何かをマークする
  3. 採点する前に、どの問題に時間を使ったか、どこで詰まったかをメモする
  4. 3部門それぞれの得点を出す
  5. 誤答を「知らなかった」「知っていたが間違えた」「時間がなかった」に分類する

5番目の分類が最大の価値です。知らなかったならテキストや条文で埋めます。知っていたが間違えたなら、理解の精度か問題文の読み違いなので、なぜ誤ったかを言葉にします。時間がなかったなら知識ではなく戦術で解決します。後の2つはテキストを読み直しても解決しません。1年度分を丁寧に復習するほうが、3年度分を解きっぱなしにするより価値があります。

模試から取り出す4つの情報

模試の価値は、初見の問題への対応と、会場という環境への慣れです。点数に一喜一憂する必要はありません。作問の主体が違うので、難易度も傾向も本試験と完全には一致しません。取り出すべきは次の4つです。

  1. 時間配分は計画どおりだったか。択一と記述式にそれぞれ何分かかったか
  2. どの部門で時間が足りなくなったか
  3. 知識の穴はどこか。誤答した肢を穴リストに足す
  4. マークミスや記入漏れはなかったか

復習は全問を同じ深さでやりません。最優先は「正解したが根拠が曖昧だった問題」と「誤答した基本論点」です。前者はたまたま当たっただけなので、次に同じ論点が出れば落とします。明らかな難問は軽く目を通す程度で十分です。

午後の部の時間配分:型を持つ

標準的な型

午後の部は13時から16時の3時間で、択一35問と記述式2問を処理します。最も標準的な型は、択一60分、記述式110分、見直し10分です。

順序 内容 目安 累計
1 択一35問 60分 60分
2 記述式 不動産登記法 55分 115分
3 記述式 商業登記法 55分 170分
4 見直し・マーク確認 10分 180分

択一を60分で解くには1問平均1分43秒です。鍵は、マイナー科目11問を13分程度で抜け、不動産登記法16問に28分、商業登記法8問に15分を残すことです。マイナー科目の完成度が午後の時間配分を左右します。

解く順序は模試で試して1つに決める

択一から記述へ進む順序が標準で、択一で頭を温めた勢いで記述に入れます。記述から先に解く流儀は、配点の大きい記述に冴えた頭で取り組める反面、時間感覚を失いやすくなります。マイナー科目だけ先に解いて記述に入り、最後に登記法の択一を解く変則型もあります。どれが優れているかより、本番までに1つに決めて複数回練習しておくことが大事です。当日に順序を迷うのが最悪です。順序ごとの利点と注意点は午後の部の時間配分で詳しく比べています。

撤退ルールを先に決める

  • 択一:1問に2分を超えたら印をつけて飛ばし、最後に戻る
  • 択一:60分の時点で残っていれば推測でマークして記述に移る
  • 記述:不動産登記法が55分を過ぎたら、書きかけでも商業登記法に移る
  • 記述:答案構成に20分以上かかっていたら切り上げて書き始める

最も守りにくいのは、記述の途中で次に移ることです。しかし不動産登記法と商業登記法の両方で部分点を積むほうが、片方だけ完璧に仕上げて他方が白紙になるより総得点は高くなります。択一の肢の切り方は択一の解き方を、記述式の答案構成は不動産登記法の記述式対策と商業登記法の記述式対策を参照してください。

記述式は骨格から埋め、白紙を作らない

記述式は完璧を目指すより、書ける欄を確実に埋めるほうが点が伸びます。申請する登記の目的・登記原因・登記事項という骨格を先に埋めます。添付情報は確実に分かるものから書き、登録免許税は計算に時間がかかるなら後に回しても空欄にはしません。分からなくても何かを書けば部分点の可能性があり、白紙は確実に0点です。

午前の部は見直し時間を確保する

午前の部は9時30分から11時30分の2時間で択一35問、1問あたり約3分25秒です。憲法・刑法6問に15分、民法20問に55分、会社法・商法9問に30分を使い、20分程度を見直しとマークの確認に残します。午前は時間に余裕がある部門なので、マークミスや読み違いを見つければそのまま点になります。

試験当日の動き方と持ち物

前日にやること・やらないこと

前日は、持ち物を鞄に入れてチェックリストで確認し、会場までの経路と遅延時の代わりの経路を確かめ、起床と出発の時刻を決めます。学習は数値要件のリストと記述式の答案作成手順を軽く見返す程度にとどめ、早めに休みます。新しい問題や難問を解く、徹夜で詰め込む、普段と違う食事をする、といったことは避けます。前日の学習は、点を上げるためではなく、知っていることを確認して安心するためのものです。

持ち物は受験案内書で確認する

受験票、筆記具、時計は必須です。筆記具の種類や使える時計の条件、持ち込める物は、その年の受験案内書に記載があるので必ず確認してください。通信機能のある機器は使えません。午後の部は分単位で時間を管理するので、会場の時計に頼らず、自分の時計で時間を見られるようにしておきます。

分類 品目 備考
必須 受験票 前日に鞄へ入れる
必須 筆記具と消しゴム 受験案内書の指定に従う。予備も用意
必須 時計 使える時計の条件は受験案内書で確認
推奨 昼食と飲み物 消化のよいもの。会場周辺で買えない前提で
推奨 上着や膝掛け 空調への備え
推奨 常備薬 頭痛や腹痛への備え
推奨 直前確認用の1冊 数値要件のリストなど薄いもの1つに絞る

昼休みは午前の答え合わせをしない

午前の部と午後の部の間の休憩で、午前の答え合わせは絶対にしないでください。午前の出来がどうであれ、午後を全力で解く以外の選択肢はありません。自分の感触と実際の得点はしばしばずれます。やるのは、腹八分目に軽く食べる、トイレに行って少し歩く、午後の型と撤退ルールを頭の中で復唱する、の3つです。

試験中のトラブルへの対応

問題が難しく感じたら、他の受験生も難しく感じています。基準点は得点分布に応じて決まるので、取れる問題を確実に取ります。記述式の事実関係が複雑なら、全体を理解しようとせず、確実に判断できる登記から書き始めます。時間が足りないと気づいたら、択一の未マーク欄を埋め、記述は骨格の欄を優先します。マークのずれに気づいたら、どこからずれたかを特定してから直します。

体調とメンタルの管理

睡眠と生活リズム

直前期に睡眠を削るのは逆効果です。睡眠不足は判断の速度と正確さを直接落とします。最低6時間、できれば7時間を確保し、本試験の2週間前からは当日と同じ起床時刻に合わせます。午前の部は9時30分に始まるので、その時間帯に頭が回る状態を作っておきます。1か月前からは、睡眠不足や暴飲暴食など体調を崩すリスクのある行動を避けてください。

直前期に起きやすい心理と判断の基準

知識が抜けていく感覚、模試の点が伸びない焦り、やっていないことばかり目につく不安は、ほぼ全員が経験します。知識が増えたからこそ自分の穴が見えるようになった結果でもあります。他の受験生の進捗の情報は過大に見えるので、直前期は遮断するほうが賢明です。

迷ったときは、2つの問いで判断してください。「これは、すでに知っていることを確実にする作業か、新しく知ろうとする作業か」。直前期にやるのは前者です。「これは、基準点を割るリスクを下げる作業か」。最も危うい部門に関わる作業なら優先し、すでに余裕のある部門をさらに伸ばす作業なら後に回します。

今年は間に合わないと感じても、受験を見送る理由にはなりません。本番の空気、時間の切迫感、記述式の分量は模試では完全には再現できず、受験して得た「どこが足りなかったか」の情報が次の年の計画を精密にします。

まとめ

  • 直前期は本試験の3か月前から。総ざらい期・実戦期・収束期に分ける
  • 基準点は1つでも割れば不合格。基準点に最も近い部門に時間を寄せる
  • 上乗せは午前の択一、特に民法で作る。記述式は基準点の突破と骨格の欄の確保を優先する
  • 年度別過去問と模試は本番の時間割で解き、誤答を「知らなかった・間違えた・時間がなかった」に分ける
  • 午後の部は択一60分・記述110分・見直し10分を基本に、解く順序と撤退ルールを事前に決める
  • 最後の1か月は新しいものに手を出さず、持ち物は受験案内書で確認する

よくある質問

司法書士試験の直前期はいつから始まりますか

本試験の3か月前、7月上旬の筆記試験なら4月上旬からを直前期と考えてください。ここから先は新規のインプットを減らし、演習と復習の比重を上げます。全科目の一周が終わっていない場合は、直前期に入る前に精度を落としてでも一周を終えることを優先します。学習全体の時期の目安は司法書士試験の合格ロードマップにまとめています。

直前期に新しい問題集を買ってもよいですか

原則として勧めません。見たことのない問題を解けば当然できず、自信を失って、積み上げた知識まで揺らぎます。直前期にやるのは、手元の過去問と穴リストを潰し切ることです。例外は、時間配分の練習用に本番形式の模試を受けることくらいです。

模試の点が基準点に届きません。どうすればよいですか

まず、どの部門が届かないのかと、誤答の原因を分けてください。知識の穴なら穴リストに足して潰します。時間切れなら午後の部の型と撤退ルールを見直します。模試の点は本試験の結果と一致しないことも多いので、点そのものより、時間配分と基準点に近い部門の特定に使ってください。

模試は何回受ければよいですか

実戦期に2〜4回が目安です。多すぎると復習が回らず、少なすぎると本番の環境に慣れません。少なくとも1回は会場で受け、周囲の物音や時計の位置、マークシートの扱いといった環境に慣れておくと安心です。

読んだあとに、今日の1問を

過去問ベースの肢別演習で、読んだ内容をそのまま演習に移せます。

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